そんな生活をはじめて10日が経った。
昼と夜は、互いに仕事があるためなかなか時間が合わなかったが、朝だけは2人で必ず食卓を共にした。野菜を中心に食べられないものが多いオレは、その度に一史に食べさせてもらっていた。呆れ半分であっても、その瞳がオレを見ているという状況はオレを大いに満足させてくれていた。
その日の夜、一史のいないシンとした部屋に帰り着いた。
一史の部屋に押しかけて以降、オレのが先に帰宅するということがなかったから、新鮮な気分だった。自分のマンションでもカーシーがいたからな。ひとりで先にいること自体がなかったからでもあるだろう。
しかし、ワクワクしている気持ちの裏側に潜む不思議な感覚。古臭い蛍光灯に照らされた空間は、とても狭いはずなのに見えている以上に広く感じて、落ち着くことができなかった。
荷物だけ下ろして、部屋の中をウロウロしていると、いつもならピッタリと閉められているカメラ用の部屋の襖が少し開いていることに気がついた。
入るなと言われたため、近づかないようにしていたのだが、そうやって中が窺える状況だと元々好きなように生きているオレが自分の好奇心に勝てるわけもなく。リビングの明かりがうっすらと差し込むだけの暗いそこを覗き込んだ。
真っ黒いカーテンがかけられた部屋の、天井から吊り下がったフィルムが微かに揺れている。畳の上にはたくさんの写真が散らばっっていて、ごちゃごちゃとした印象を受けるその空間には、こちらにあるものより大きな机が1つ。その上には、現像用と思われる機材が並んでいた。
そんな中でオレの目を引いたのは、ノート程のサイズにのばされた写真が1枚。無造作に置かれている他のものとは違い、それだけはきちんと額に入れられ、壁に飾られていた。
写っているのは、小さな少年。年は…5、6歳だろうか。
満面に笑みを浮かべた彼の真っ直ぐな瞳に覚えがあった。
……一史だ。
根拠はない。けれどもオレはそう思った。
日付が変わったころに帰って来た一史に聞いてみれば、渋い顔をしながらも答えてくれた。
あの写真は、洋二が撮ったものだった。
一史がアシスタントとして付き従っているカメラマン、真崎 洋二〔マサキ ヨウジ〕。彼は、一史の父親の弟……つまり、叔父だった。
兄は父似、弟は母似に生まれたおかげで、オレと同じくらいの背の小さい洋二は、血が近いはずの一史とは似ても似つかない。それくらい線が細くて中性的な男だ。
人物写真を撮らせれば日本で五指に入るほどの腕前で、一応トップモデルとして活動しているオレとも、結構長く仕事をしている。
特別な位置に特別な形で置かれた、写真。
カメラマンを目指す、姿。
現場で見た、視線。
全て共通して指し示すのは……洋二、だ。
……あぁ、そうか。一史にとって彼は特別な存在なのだ。
そう、理解したオレの胸は、何故かズキリとした痛みを感じていた。
ピンポーン
それから数日後。珍しく一史と休みが重なったその日、来客があった。
オレは、カメラ部屋に籠っていた一史に出るように言われ、渋々玄関へ向かう。
「はい…」
「キャ―――!!! ホントにエルがいる!」
「ホンモノ? ホンモノ!?」
「こらこら、鈴子〔リンコ〕も愛美花〔エミカ〕も……エルがびっくりしてるじゃないか」
眼前に現れた大小2人の女に目を丸くしていると、その後ろから馴染みの顔が覗いた。腰に届かんばかりに伸ばされた薄茶色の髪を1つに束ねているカメラマンの洋二 ―― その人だ。
「目の前にエルがいるのに大人しくしてられるわけないでしょっ? 洋〔ヨウ〕ちゃん」
洋二と同じくらいの身長で、明るい栗色のフワフワ頭の女がバシンと彼の腕を叩く。ほっそりとした顔には、肩にかからない長さのその髪型がよく似合っている。
そのやり取りを呆然と見守っていると、くい、と左手を引っ張られた。何だ? と思って視線を動かせば、小さい方の女がオレを見上げている。
10歳くらいだろうか。白いTシャツにピンクの花柄のワンピースを合わせた少女の手には、キャラクターものの小さなメモ帳が握られている。
「ねーねー、エル。愛美〔エミ〕にサインちょうだい!!」
本当に嬉しそうに笑うその笑顔に気圧されたオレは、ぎこちなくそれを受け取ると、見つめてくる無邪気な視線の前でサインを書いてやった。
来訪者は洋二と…その妻、鈴子。そして9歳になる娘の愛美花だった。
彼らは一史にとって叔父夫婦と従姉妹だ。一史が独り暮らしをはじめたのはこの春からだそうで、上司でもあり親戚でもある洋二一家が、ひと月に1度くらいのペースで様子を見に来ているらしい。
いつもは一史が背中を丸めて料理している狭苦しいキッチンには、持参したフリルつきエプロンをつけた鈴子が立っている。
さすがに年季が違うのだろう。3、40分も経てば、デミグラスソースのかかったハンバーグにサラダ、オニオンスープが出来あがっていた。
リビングにある小さな机は、2人分の食器を乗せるだけでいっぱいになる。鈴子はそれをよく知っているのか、スープ以外の料理はドンドンと大皿に盛られ、オレたちの手には取り皿と箸が渡された。
5人で机を囲んで正座し「いただきます」と手を合わせる姿は少し滑稽な気がしたが、食べはじめてしまえば気にならず。一史のと同じくらいおいしい昼食に舌鼓を打った。
「愛美、お兄ちゃんのとった写真、好きだな〜」
すっかり皿の上が空になったころ。コルクボードに貼られた一史の写真を見ていた愛美花がにへらっと笑った。
「パパのよりか?」
「パパのよりも!」
「ええー!! 愛美花の1番はパパがいいのに……一史のバカ……」
「こらこら、大人気ないわよ? 洋ちゃん」
鈴子が呆れたように言う通り。大げさに肩を落としてジロリと一史を見上げる洋二は子どものようで、オレは思わず噴き出した。一史も優しげに目を細めながら肩を震わせている。
そんな父親の様子を見て、小さな少女は大げさにため息を吐く。
「もー……愛美は、お兄ちゃんがとった愛美たちの写真が好きなの! パパもママも愛美も、みんないい顔で写ってるんだもん」
「俺なんかまだまだ……」
謙遜する一史に、娘に対する納得の頷きを見せていた洋二が笑いかける。
「でも、いい写真撮るようになった」
「えぇ。洋ちゃんが「いい」って言うんだもの。やっぱり一〔カズ〕くん、才能あるのよ〜。きっと、義兄さんも認めてくれるわ」
「……はい」
一瞬、複雑な表情を見せた一史だったが、褒められたのはやはり嬉しかったようだ。
「ねね、お兄ちゃん。エルといっしょの写真とって!」
「え」
「こらこら、愛美花……そんな図々しい」
突然のことに驚きはしたが、鈴子に昼食を食べさせてもらった礼もある。娘を止める洋二を制したオレは、立ちあがって愛美花の肩を抱く。
「いいよ。どう撮る?」
普段仕事で撮るようなポーズでも要求されるかと思っていたのだが、彼女の指定はごくごく普通のもので、オレは頬が触れそうなほど愛美花を引き寄せ、カメラに向かって笑みを作った。
ただ、それだけ。仕事よりも遥かに簡単なことだったはずだ。だが、隣の部屋から愛用のカメラを持ってきた一史は、ファインダーを覗くとこう言うんだ。
「絵瑠、笑え」
「笑ってるぞ?」
唇の端を持ち上げていつものように笑って見せている。それなのに“笑え”と言うなんてどうしたのかと問えば、カメラから顔を離した一史が訝しげな顔でこっちを見る。
「お前……本当に笑ってるのか?」
「? あぁ」
「すっごくキレイじゃない〜」
「いつものエルの顔だと思うけど…一史、何をそんなに気にしてるんだい?」
笑えている自覚もあるし、洋二や鈴子の言も、愛美花の頷きもある。オレはいつも通り変わらないはずだ。けれども、一史はそれが気に入らないようで。
「……心からの笑みじゃない……」
ボソリと呟いた言葉は、誰の耳にも届かなかった。
「お兄ちゃん! 早く!」
「……わかった。撮るぞ」
何て言ったんだ? と聞く前にカメラを構えられ、反射的に顔を作る。
パシャッ
撮られるという行為に集中したからか。そのことは、フラッシュを浴びたオレの頭からすっかり抜け落ちてしまった。
「一史、洋二が好きなのか」
「……」
夕方になって帰って行った3人を玄関で見送った後。リビングから、カメラ部屋の洋二の写真をじっと見つめていた一史に声をかければ、ジロリと視線を向けられただけで言葉は返ってこなかった。
肯定も否定もしない。その、これ以上踏み込んでくるなと言わんばかりの態度に肩を竦める。
「肯定ととるぞ」
黙っているならそれが答えだ。ニヤリと笑えば、認めるかのように大きなため息が聞こえてきた。
「言わないのか?」
「…言うわけないだろ。あの人は俺の叔父で、憧れの人で……」
一旦言葉を切った一史の瞳は、今までになく優しくて。
「……幸せならそれでいい」
呟くような柔らかな声音に、キュッと胸が締め付けられた。何がそうさせるのかわからないオレは、首を傾げつつ指摘する。
「“それでいい”って目じゃないと思うがな」
仕事の最中も、今日も。一史の視線は洋二を追う。
柔らかく優しく。大切な物を眺めるその目は、時折切なげに細められる。
洋二は、他人のオレから見ても幸せそうだ。妻も娘も彼を心から好いていて仲がいい。微笑ましく思うだけだろうに、辛そうな視線は、とても“それでいい”と言ってるようには思えなかった。
一史は諦めにも自嘲にも見える笑みを頬に乗せる。
「簡単に思い切れるなら苦労はしない」
…つまり、今もまだ好きなのだ。
はっきりと洋二への想いを認めたその言葉に、ずっと苦しかった心臓が痛んだ気がした。
「洋二に気づかれていないのか?」
「俺はただの甥だからな。それに…あの人の中に男の恋人は存在できない」
「何で?」
「……色々、な」
理由が知りたくて聞けば、難しい顔をした一史は曖昧に答えるだけ。
「色々?」
「これ以上聞くな。プライバシーに関わる」
それでも詮索しようとしたオレを手で制した一史は、鋭い視線を向ける。
「もちろん、洋二さんにも聞くなよ」
洋二を傷つけるようなことをしたら、許さない。そう言ってるかのような瞳に、ゴクリと喉が鳴った。
真っ直ぐに見据える視線の前に立っている。それだけのことが嬉しくて。自分の身体の奥からジワリと広がる感覚に自然と笑みが浮かぶ。
もっと、その視線を感じていたい。
ずっとずっと、映っていたい。
しかし、返事をしないわけにもいかず、オレはゆっくりと頷いた。
「一史はそれでいいのか?」
「いい。側にいて、カメラを学んで……あの技を引き継いでいければ」
オレがどれだけ望んでいても、その視線は簡単に外され、吸い寄せられるように額縁の中の写真へ向かう。
いつでも、どこでも。真っ直ぐに見つめるその視線は洋二の元へ。愛しむような、満足気なその目が映したがるのは……彼、だけなのだ。
オレを見ない一史。
それが面白いから近づいた。よそ見するその視界に自分を映してみたいと、思った。だから声をかけた。おれのものになれ、と告げた。一緒にいる、と強引に押し掛けた。
嫌がっていても。怒っていても。呆れていても。どんなものであれ、一史がオレを見れば気分が高まった。楽しくて楽しくてたまらなくて。
ずっと、オレを見ていればいい。
洋二なんか忘れて、オレだけを…っ!!
「見るなっ!!」
一史の視線を遮るように開いた襖の前に立てば、驚いた視線とぶつかる。それにすら身体が震えるオレは、どうかしてしまったんだろうか。自分で自分がわからないまま、感情のままに叫ぶ。
「何で洋二なんだ! お前はあいつしか見ていない!! オレを見ろっ! オレのものに……なんでならないんだっ!!!」
その、茶色い瞳に映っているのは、オレだ。
でも、わかっているだろう? とでも言いたげに眉を上げた一史は。
「洋二さんが好きだからだ」
迷いのない声で言い切った。
ガタンッ
物音に首を動かせば、いつの間にそこにいたのだろう。洋二が、玄関の扉に手をかけたまま固まっていた。
「洋二さん!?」
「今の…な、に……? 一史…」
まさか聞いていたのか、と驚いて立ちあがる一史に、ぎこちなく視線を動かした洋二が問う。それに、舌打ちでもしたげな表情を一瞬だけ見せたこいつは、すぐに笑みを浮かべる。
「俺は…叔父さんの写真が好きで、憧れてるって話してただけです」
その答えにあからさまにホッとする洋二。彼に向けられる一史の目は一言もそんなこと言っていないのに。気づきもしない彼にオレは苛立った。だから……。
「ほ、本当?」
「本当で…」
「いや、違う。お前のことが本気で好きなんだと聞いた」
確認するように首を傾げる洋二に…。それを納得させるように優しく頷く一史の言葉に被るように。オレは真実を告げた。
「…なっ! 絵瑠!?」
あぁ…。驚きと怒りのないまぜになったような視線でも、一史の目に映るだけで嬉しい。
自分がおかしくなってしまったのではないかと思えるほど、身体を満たす充足感に笑みが零れる。
「本…気……?」
苦しそうな息に交じって聞こえる、少し高めの洋二の声。ゆっくりと視線を動かせば、おれと同じくらいの身体はガタガタと震え、玄関の床に崩れ落ちた。とたん、駆け寄った一史は前のめりになる彼を支えるために手を伸ばす。
「違います、洋二さん!!」
「どこが違う! いつもいつもその目で見つめてるくせに!!!」
「やめろっ!!!」
「…ひっ……」
言い合いの最中に響いた引きつるような声。オレも一史もその声の主を見れば…黒目の部分が左右に揺れていた。視線の先には一史がいる。けれども、その目は彼ではなくどこか遠くを見ているようで。
「…? 洋二さん?」
「…やっ…見、るな……こ、来な…いでっ!!!」
肩を掴んで様子を見ようとする一史からズリズリと逃げて行く洋二。その様子がニコニコした普段の彼とは全く違い、心配になる。
「洋二?」
「洋二さん!」
「やぁ!!」
それ以上外に出たら、部屋の外だ。腕を取って留めようとする一史の手を払いのけた彼は、アパートの通路にある金属製の手すりに背中を預けるまで下がり続けて。
「やめっ…やめ、て……と、父さ…んっ!! …やぁ―――――――っ!!!!」
ボロボロと涙を流しながら膝を抱えて小さくなった。
「洋ちゃん!? どうしたの! 洋ちゃん!!!」
「パパ!?」
悲鳴を聞きつけて、乗っていたはずの車から降りて来た鈴子と愛美花に抱えられるようにして、洋二は去って行った。
茫然としたまま固まっていた一史に、鈴子が「ごめんね」と声をかけていたが……こいつの耳に入ったかどうかは、オレにはわからなかった。
開けっぱなしだったドアを締めても、一史は未だに動く気配を見せない。
洋二に何があったのかはわからない。きっと、過去に彼の心を傷つける何かがあったに違いない。
“一史”を拒否した、というわけではなさそうだった。だが、好きな男に拒絶されたのは変わらない。
オレが真実を告げたことで、こんな事態になった。
他人のことなど知るかと思っているオレですら、一時の苛立ちで引き起こしてしまった結末には胸が痛んだ。けれども、なんて言葉をかけていいかもわからないオレは、ただただ早くいつもの一史に戻って欲しくて。またその瞳にオレを映して欲しくて。できるだけ明るい声で肩を竦めた。
「これで思い切れてよかったんじゃないのか?」
ピクリ、と反応を見せた背中にそのまま続けて声をかける。
「お前の気持ちに未来はない」
「……お前に言われるまでもない。未来がないのはわかってた」
こんなに弱々しい傷ついた一史の声ははじめてだ。思わず手で左胸を押さえながらオレは喋り続けるその声を聞く。
「あの人は決して俺を好きになることはない。それでもよかった。…あの人の、側にいられるなら!」
急に振り向いた一史の目は今までになく鋭く細められ、射るようなそれは胸に刺さったかのように痛みを感じさせた。
「……なぜ言った」
それでも。一史がオレを見てくれることが嬉しくて。喜びに顔が歪むのを感じながら、オレは口を開く。
「お前はオレのものになるんだよ。じゃなきゃ面白くないだろう?」
そうだ。オレのものになって、一生その目でオレを見つめ続けろ。
ずっとずっと、オレを楽しませてくれ。
「それだけの…ために、か?」
「他に理由がいるか?」
いつものように微笑んで見せれば、ゆっくりと立ちあがった一史は吐き捨てるように言う。
「……自分が楽しければそれでいいのか」
「あぁ」
バシンッ
頷いた瞬間、左頬にすごい衝撃が走る。一史の右手で叩かれてたのだ。
乾いた音が耳に届いても、痛みは感じられず。脳が揺れるほどの衝撃に力なく壁にもたれかかれば、胸元を掴んだ手に身体を押しつけられた。
「面白いか? 他人の人生、滅茶苦茶にして」
ぼんやりと霞んだ世界の中心に、肩を震わせるほどの怒りに支配された男がいた。
「確かに、今まで何でも許されて来たんだろう…。そうさせる何かがお前にはある」
鋭い眼光がオレを射抜く。
「けど……俺は許さない」
ブチブチと音を立ててシャツのボタンが弾け飛ぶ。履いていたジーンズも壊す勢いで下着ごと引きずり落とされ、強引に右足を押し上げられる。
露わになった後ろに押し当てられたのは、熱い塊。
「お前を一生許さない!!」
「っぁ…あぁぁぁぁ――――!!!!」
怒張したソレを力任せに押し込められ、悲鳴が上がる。
―― 同意がなければただの暴力だ。
はじめてこの部屋に来たときに聞いた一史の言葉が甦る。
胸が…痛い。強引に挿れられた痛みよりも、そちらの方が辛くてたまらない。けれども、ただひたすらにオレを揺さぶる瞳は真っ直ぐにこっちを睨んでいて。
例え、憎悪に満ちたものであっても、一史に見つめられていることが嬉しい。
あぁ……そうか。
オレは、こいつのことが好きだったんだ。
だが、今さら己の気持ちに気づいても、もう遅い。
空虚な自分の心を満たす。ただそれだけのために、オレは取り返しのつかない間違いを犯したんだ。
傷つけた。泣いてはいなくとも、一史の心には嵐が吹き荒れ、血の雨を降らせていることだろう。
好きな男を苦しめた。その事実に“後悔”という感情を知ったオレは…… 悪魔だったころから数えて五百有余年。生まれてはじめて……涙した。
- continue -
2014-02-10
はじめての、涙。
屑深星夜 2011.5.14完成